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自己組織化されたエンジニアチームを作る習慣 〜プログラマが経営者になって10年の学び

倉貫 義人

10年前まで私は、SIerの中で働く開発者であり管理者でした。そして、ちょうど10年前の2009年の5月に起業して、それから経営者として過ごしてきました。
エンジニアが最大限に成果を出して、最高に幸せを感じられるチームを作る、そのためにできることは何か、マネジメントとは何かを追求してきた10年でした。
そうして今、私の経営するソニックガーデンでは、受託開発から納品をなくし、リモートワークでオフィスをなくし、管理すらしない経営まで実現できました。
プログラマだった私が経営者として10年間すごしてきた中で、自己組織化されたチームに育てるために取り組んだこと、学んだことを紹介したいと思います。
また、プログラマとして生きてきた私が経営者になるまでの10年も振り返ってみることで、皆さんのキャリアや人生の指針を考えるヒントになれば幸いです。

株式会社ソニックガーデン代表取締役社長。
大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。
月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『管理ゼロで成果はあがる』『「納品」をなくせばうまくいく』など。

ブログ: https://kuranuki.sonicgarden.jp/

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エンタープライズ、アーキテクチャ、アジャイルのこれから

鈴木 雄介

この10年間、エンタープライズ領域でのアーキテクチャ設計やアジャイル開発について取り組んで来ました。
その過程で得た知見を元に、これからのシステム開発必要なことについて展望します。
具体的にはマイクロサービスでは分けることよりも繋げ方が大事、アジャイルでは早さではなくリズムが大事、といったような、皆さんの気付きになることをお伝えできればと思います。

システム子会社、フリーランス、SIerなどを経て、2018年にグロース・アーキテクチャ&チームス株式会社(略称:Graat/グラーツ)を設立し代表に。
マイクロサービスとエンタープライズアジャイルに特化したコンサルティングを行う。

Twitter: @yusuke_arclamp

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大企業アジャイルの勘所

黒田 樹

レガシーシステムを抱えるような大企業の開発の現場の目線からアジャイルの世界で語られていることを見ると、以下のような課題感を感じてしまいます。

・制約のない理想のキレイな状態(制約が少ない世界の話)で語られがちであり、実際の現場との乖離が激しすぎてどう登っていいのか困る初見殺し感。
・現実的にはこんがらがった状態から改善が始まる事が多い。新規開発でうまくやれるのはそりゃそうだろ感。「なぜ、こうなるまで放置してたの?」とか「こんな状態になることに問題がある」みたいに正論を言っても何も「今」を変えることは出来ない。それぞれ事情がある。現実の課題から出発していない「べき」論が多い。
・海外のほげほげ大企業でも出来てます。といわれても遠い世界の話にしか聞こえない。
アウトカムにフォーカスしていない。ビジネス目的やKPIベースで語られずに、「価値」あるソフトウェアみたいな表現の解像度で止まっていて、説明責任を果たせない。果たすのが難しい。で、どういう構造でビジネスに寄与するの?が大切なのにプラクティスに終始しがち。
・Be Agileという割には、Do Agileの話をよく見かける。本質が見えにくい。
このような課題感に対して、実際に大企業の現場でビジネスに即した形でアジャイルな状態を作り上げていくために、経験から学んだ私なりの勘所をお伝えできればと思います。

黒田 樹
株式会社リクルートテクノロジーズ 執行役員

SIerにて官公庁系の大規模開発のシステムアーキテクトとして幾つかの開発を経てリクルートホールディングスに入社。様々なチームに対してスクラムやリーンスタートアップの導入支援、マイナー出資先の海外スタートアップのグロース支援を経て、リクルートテクノロジーズに籍を移しエンジニアリングマネージャーとして既存メディアや新規事業領域の開発マネジメントなどに従事。現在は執行役員としてエンジニア組織をマネジメントしている。2018/2019年デベロッパーズサミットコンテンツ委員

Twitter: https://twitter.com/i2key

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テスト駆動開発ライブ - 10年以上ライブコーディングを続けてたどり着いた境地とこれから

和田 卓人

振り返ってみると、講演でテスト駆動開発のライブコーディングを行うようになって10年以上経つようです。
このセッションでは、ライブコーディングを続けてたどり着いた境地を時間に収まる限りご覧いただきます。

和田卓人 (わだ たくと) プログラマ、テスト駆動開発者

学生時代にソフトウェア工学を学び、オブジェクト指向分析/設計に傾倒。
執筆活動や講演、ハンズオンイベントなどを通じてテスト駆動開発を広めようと努力している。

『プログラマが知るべき97のこと』(オライリージャパン、2010)監修。
『SQLアンチパターン』(オライリージャパン、2013)監訳。
『テスト駆動開発』(オーム社、2017)翻訳。 power-assert-js 作者。

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